30分の休憩後再出発。景色が開け、まもなく小さな分水嶺がありました。ここに落ちた雨水は、多摩川、荒川、富士川のいずれかに分かれていくそうです。さらに少し歩くと頂上に向かう急登が見えてきました。山の上に山があるようにきれいな円錐が目の前にあり、標高差約100mの急勾配にため息が出ました。ゆっくりゆっくり進んで登りきったところが山頂かと思いきや、さらに進んだ狭いところが本当の山頂でした。狭いので数人ずつ記念撮影をしました。少し下って分岐から水干神社までピストン。多摩川の最初の一滴を祀っているそうですが、その一滴は確認できず。実際にはそこからさらに下った水場がそれのようです。そこからは下山の一路。何だか眠くなるようななだらかな下りでした。晴男・晴女と雨男・雨女の攻防が続いていましたが、下山中に雨脚が強くなり、観念して雨具を着けた頃には雷まで鳴り始めました。
やはりここは水の神様の山。水の大切さを思う山行に雨は必要だったのだと雨女は思います。最後に車道を歩き、15時半に作場平橋に戻ってきました。閉会の後、大菩薩の湯に寄った頃には珍しい天気雨が降っていました。 |