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2次OB山行紀行

 第12回OB山行の報告(越前岳)

OB山行委員長 小野(34期)


〔日 程〕2004年12月4日(土)

 〔参加者〕吉田(輝)[1]、吉野[2]、谷上[4]、小林[7]、松本[7]、松本[8]、上原[9]、日渡[9]、山本 [10]、安藤[11]、小野[34] (計11名・敬称略・[ ]内数字は期)

12回目のOB山行は、日本200名山の一つ愛鷹山の最高峰 越前岳に登りました。師走の忙しさや悪天候を見込んでのドタキャンもあり、参加者は総勢11名でした。松本さんはご夫婦でのご参加、9期上原さんは初のご参加でした。悪天候といえば、少々の雨風には揺るがない(!) OB山行なのですが、この時期に台風が発生し山行予定日に日本に接近してくるとは、さすがに驚きました。当日の天気予報は曇りのち雨、展望は期待すべくもなくただ雨にあたらずに歩けたら良しとしよう、と思いながら集合場所に向かいました。 9時に御殿場駅に集合、マイカー組と電車組が合流し、登山口の十里木駐車場へ。そこで目の前に大きな美しい富士を見ることができました。越前岳には何度か登られた方もいらっしゃいましたが(シニアOB会でも数回登られたそうですね)、皆さんここで富士山を拝めたことが無いそうです。

こんなに近いのに不思議ですが、貴重なことなのだ、と有難さを噛み締めました。雨が降る前に行けるところまで行こう、と開会式の後早々に出発しました。富士山を背に進むため皆振り返り振り返り歩きました。1回目の休憩場所、笹峰では素晴らしい展望が待っていました。富士山が裾野からてっぺんまで遮るもの無く大きく聳えていました。12月にしては雪の少ない富士山が曇天に浮かび上がって見えました。何とも言えないその形その色合い、目に焼き付きました。そして富士山の左側にはアルプスの山々、右側には丹沢山系が遠くに望め、しばし山の名前が飛び交いました。無いと諦めていたものが有るというのは本当に嬉しいものです。思いもしないご褒美でした。

しかし振り返って目指す山頂を見ると

雲の中。再び歩き始めてすぐに、「あ、富士山が消えちゃった」との声が。見ると辺りは真っ白になっていました。一度だけ薄い雲が流れてぼんやりと幻想的な姿を拝めましたが、あっという間の変化に驚きました。林に入って風が強くなり、遥か南方にいる季節外れの台風を確かに感じました。11時20分に山頂(1,504m)に到着。真っ白な中で記念撮影。風をよけて木々の中に入って昼食にしました。谷上さんは腰痛のため大事をとってすぐに来た道を引き返されました。シニアOBの方々は冗談で故障者リスト云々の話しをしていましたが、自分の体力・体調と相談しながら山と付き合うことは大事なことですよね。ポツポツと雨も当たり、私たちも寒さで長居できずに30分そこそこで下山路につきました。下り始めると雨風はおさまり 寒さも緩んできました。もちろん天気が回復する訳はなく、富士が見られぬ富士見台、富士見峠を通過。登りの道とはまた雰囲気が違い、しっとりと落ち着いた冬の山道でした。

13時半には下山口に到着。小さな神社で無事を感謝し、運転組は予め朝置いていただいていた小林さんの車で登山口の車を取りに行きました。単独行の場合ここでなかなか来ないバスを待つか、同じ道をピストンするコースしかとれません。これもOB山行の良い所です。早めに下りてきた分、温泉にゆっくりと浸かって解散となりました。 西から来る悪天に追われて山での滞在時間は短かったのですが、目を閉じると笹峰で見た富士山が浮かび、消えることがありません。私にとっては今年最後の山登りになると思いますが、良い山行でした。

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