OB山行委員長 小野(34期)
第23回OB山行は苗名小屋40周年を記念して、火打山登山と笹ヶ峰散策を実施しました。2日間にわたり天候、展望、紅葉ともに最高で、参加者も多く、苗名小屋のお祝いにふさわしい山行となりました。 火 打 山 2008年10月12日(日) 〔参加者〕 嘉納・吉田(1)、宮崎・吉野(2)、郡司(4)、諸角(絢)(5)、林・細田・松本(7)、早坂(富)・松本(8)、鈴木(9)、下村・山本(紀)・山本(陽)・山本(陽)友人(10)、安藤(11)、榎本(12)、 小口・鈴木(14)、小浜・葛窪・蜷川・長谷川(17)、小野(34)、後藤・後藤息女、後藤友人(39)、島田(48)、高岩(50)、茂呂(51)、鈴木(52) (計32名・敬称略) | |
8時間を超えるコースタイムに備えて、朝5時半に笹ヶ峰の駐車場に集合。昨年の妙高山を上回る32名が大集結です。それぞれが前日に妙高入りをして、苗名小屋、黒姫のバンガロー(17期葛窪さんのご主人が経営)、赤倉温泉の旅館とに分散して宿泊していました。 |
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苗名小屋では予定外にお酒がすすみ、翌日歩けるのかしらという人もいましたが、暗いうちから起きだして何とか小屋を出発しました。夜中のうちに到着した現役3名も眠い目をこすりながら参加。 前日は雨もありましたが、この日は朝から良いお天気。笹ヶ峰の美しい紅葉に期待は高まります。2つの駐車場は既にほぼ満車の状態でした。開会式、自己紹介の後、6時前には長い列を作って歩き始めました。直江津のご自宅から直行でいらした14期鈴木さんもワンピッチ目で追いつきました。黒沢までの約1時間は緩やかな傾斜で木道が続きます。紅葉を楽しみながら歩きました。黒沢には立派な橋がかかっており、渓谷美に見とれながらしばし休憩。39期後藤さんの3歳のお嬢さん安栖香ちゃんは沢遊びにご満悦で、その後お父さんとご友人と一緒に小屋に戻っていきました。 ここからは急登。十二曲がりの急傾斜でヒーヒー言いながらも、陽が当たり始めて美しく輝く紅葉に感動していました。新緑は雨でもきれいですが、紅葉にはやはり青空と陽の光が似合います。 秋の山はいくつも登りましたが、私が見た中で一番見事な紅葉でした。登りが一段落して富士見平を越えると、今度は足元のぬかるみに閉口しました。前日の雨と霜が溶け出した山道はかなり歩きにくいものでした。雪を被った北アルプスも望め、焼山と紅葉の中に小さく見える高谷池ヒュッテの景色が素晴らしく、周りを眺めたり足元に注意したり、忙しく歩きました。とりどりのテントが張られ人で賑わう高谷池ヒュッテに到着。広がる湿原と優しい輪郭の火打山は時が止まったような風景です。ここで記念撮影。3名が黒沢池を経由して下山路につき、残る26名が火打山頂を目指しました。天狗の庭までは湿原の中の木道を気持ちよく歩き、雷鳥平を経て山頂直下の最後の登りです。下山してくる人たちとのすれ違いとここまでの歩き疲れで、かなり時間がかかりました。それでも振り返ると妙高山と遠く富士山まで見ることができ、励まされました。 11時30分に山頂に到着。北側は日本海が広がり、360度の大展望が待っていてくれました。妙高山、焼山、雨飾山、戸隠山など近隣の山も美しく、次はあの山へ、という気持ちになります。こんな素晴らしいところに苗名小屋があることの有り難さが、40周年おめでとうの思いとともに湧き上がりました。こんなに晴れたのも苗名小屋のパワーでしょう。景色を楽しみながら昼食と記念撮影を済ませ、後ろ髪を引かれる思いで下山路につきました。来たとおりの道を逆戻りです。眼下に小さく見えるヒュッテと木道はジオラマのようでした。午後の光に輝く湿原と紅葉を愛でながら、ひたすらに歩きました。 本当にここを登ったのかと思う急な傾斜を降りて黒沢まで戻った時は正直ホッとしました。笹ヶ峰駐車場に着いたのは16時をまわっていました。 実働8時間強、行動10時間以上。皆さん本当によく歩きました。充実した山行に満足しながら、苗名小屋での記念式典・懇親会へと流れ込みました。 笹 ヶ 峰(ヒコサの滝コース・夢見平コース)2008年10月13日(月・祝) 〔ヒコサの滝コース参加〕 嘉納・吉田(1)、吉野(2)、林・細田・松本(7)、早坂(富) (8)、鈴木(9) 下村・山本(紀)(10)、安藤(11)、榎本(12)、小口(14)、西浦(15) 笹倉(30)、小野(34) (計16名) 〔夢見平コース参加者〕 宮崎(2)、郡司(4)、諸角(壮)・諸角(絢)(5)、鈴木(7)、池原・高橋・松本(8)、山本(陽)・山本(陽)友人(10)、親跡(34)、島田(48) (計12名) 翌日はさらに天候が良く、雲ひとつない快晴でした。前夜の懇親会は大いに盛り上がり、皆さんお疲れかと思いきや、この日も9時30分には28名の方々が元気に笹ヶ峰駐車場に集まりました。 苗名小屋では朝からバーベーキューの残りを食べ、22合のお米を炊いて皆で昼食用のおにぎり作りまで行なっていたのでした。 笹ヶ峰散策は2グループに分かれ、16名がヒコサの滝コース、12名が夢見平コースに参加されました。笹ヶ峰の紅葉は、百名山を記した深田久弥氏が日本で最も美しい紅葉と讃えたのだとか。 ここ数年は遊歩道もきれいに整備され、散策しながらその美景を楽しむことができます。私はヒコサの滝コースを回りました。紅葉を楽しみ、きのこを探し、木の実を拾いながら、のんびりと歩きました。ヒコサの滝は、近くまでは行けず展望台から眺めるだけなのですが、山の岩肌から勇壮に流れていく様は、一見の価値があります。しばし見とれてしまいました。落ち葉の上で昼食をとった後、健脚自慢の8名は笹ヶ峰(1544m)まで登りました。笹ヶ峰の名前は現役時代から親しんでいましたが、その名のピークがあるなんて知りませんでした。急登に汗を流しましたが、頂はひっそりと落ち着いた佇まいでした。 2グループは13時半に駐車場で落ち合うことになっていましたが、夢見平のグループがなかなか戻ってきません。これはコース設定が甘かった主催者(私)のミスです。 皆さん本当にご迷惑をおかけしました。それでも、最高の天候と景色の中、皆さんが散策を楽しまれたことと信じます。妙高の自然を満喫し、OB同士の親睦を深めた秋の連休でした。 〔夢見平コースに参加して〕 松本(8期) 昔の森林軌道の跡に作られた夢見平遊歩道は、ブナやミズナラ、カラマツなどの大木が自生していて、気持ちよく森林浴ができました。 途中の稲荷神社にお参りをし、夫婦泉では美味しい水を味わいました。 製材所跡で昼食後、引き返してきました。 | |
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