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2次OB山行紀行

 

第18 回 OB山行 矢倉岳

 


〔日程〕2006 12 2 日(土)
〔参加者〕吉野[2] 、谷上[4] 、古宮[7] 、松本[7] 、下村[10] 、山本[10] 、安藤[11] 、榎本[12] 、小口[14] 、小浜[17] 、小野[34]  (計11 名・敬称略・[]内数字は期)

 

暖かな冬晴れの下、足柄の矢倉岳に登ってきました。新松田駅に元気に10 名が集合。揃って9 時発のバスに乗り込みました。登山口の矢倉沢でバイクでいらした榎本さんと合流。開会式を行い、早速歩き始めました。なぜか雨の想い出が多いOB 山行ですが、この日は文句なしの最高の登山日和でした。

見上げる山々の紅葉が美しく、足取りも軽くなります。この季節ならではのやわらかい日光とすっきりした青空は、色とりどりの紅葉によく似合います。みかん畑や小さな神社の横を通り、登山道に入っていきました。                                    標高870m の矢倉岳はこんもりとしたかわいい山ですが、登りはかなり急傾斜でいい汗をかきました。足元で落ち葉がカサコソと楽しい音をたて、見上げると日をあびた紅葉が美しいグラデーションを見せてくれました。2 回の休憩をとり、11 25 分に山頂に着きました。眼前には大きな富士山が。少し雲がかかっていましたが、雪をかぶった美しい富士山でした。

箱根方面はやや霞んでいましたが、金時山や明神ヶ岳等なじみの山が並んでいます。1 時間半程の登りでこの景色が見られるのは、得した気持ちになります。広い山頂には多くの人がいました。私たちも景色を楽しみながらお昼ご飯を食べました。谷上カメラマンのシャッターで恒例の集合写真撮影をして頂を後にしました。下山路は檜林が続きます。「昼なお暗き」しっとりとした道で、登りとはまた違った趣でした。1 時間程下ると足柄万葉公園に入りました。万葉集の中から足柄にまつわるものや木の名前が入った歌があちこちに書かれていて、読みながら歩きました。「これはなかなか色っぽい」(恋の歌が多くありました)、「これはひねりが無い」等々、好き勝手に鑑賞し、時間をかけて楽しみました。思いを言葉にするのは素敵なことですね。昔の人は今よりもずっと感性が豊かだったのだな、と改めて感じました。

足柄峠まで足を延ばし、関所跡でさらに昔日に思いを馳せました。年譜によると足柄の歴史は日本武尊にまで遡り、数々の歴史上の人物がこの峠を越えているのでした。

そんな重みとロマンを感じながら足柄古道を下っていきました。地蔵堂のバス停では2 30 分発のバスが停まっており、ちょうど良く全員飛び乗りました。歩程3 時間40 分のコースでしたが、中身の濃い充実した山行になりました。

帰り道、万葉集にちなんで私も一首詠んでみました。

もみじめいにしえ

足柄の紅葉愛でつつ 古の 心に触れる今日の幸せ

(掛けことばも含みもありません。お粗末。)

 

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